日本人は高血圧になりやすい?
高血圧を気にする人なら、こんなことを一度は耳にしたことがあるかもしれません。「日本人は高血圧になりやすい」と。
日本人は他の国の人達と比較して、カロリーの少ない食事や精神状態の安静さなどから、世界でも健康だと認知されています。そのため、「日本人が高血圧になりやすい」と一概に言われても、納得がいかないかもしれません。
しかし、高血圧に限っては、日本人は他の国の人々より高血圧になる確率が高いことが立証されています。現在、日本には4千万人の高血圧患者がいると言われており、言い換えれば高血圧は日本人の「国民病」なのです。
では、どうして日本人が高血圧になりやすいのでしょうか。その原因は、日本食にあります。
一般に日本食はカロリーを適度に抑え、洋食と比べて油の使用も少なくされてあります。しかし、塩分の摂取は世界の食事の中でも抜きん出て高いということが明らかになっています。
これは、日本食に使う調味料に多量の塩分が含まれているためです。私達は普段の食事に味噌や醤油を使いますが、これらには多くの塩分が含まれています。さらに、漬物などの保存食も塩分が高いので、これらを日常的に摂取していると血圧が高くなってしまうのです。
日本人の一日の塩分の摂取量は平均で11~13グラムです。これに対してヨーロッパでは5~6グラムと半分程度です。言い換えればヨーロッパの2倍、こうしてみるといかに日本人の塩分摂取量が多いかわかりますね。
そこで厚生労働省が一日の塩分の摂取を10グラムにとどめるようにと私たちに呼びかけています。食事からの血圧を下げる方法は、後に食事療法としてご紹介します。