セルフチェック
さて、これまで、高血圧の基礎知識や危険さをご説明してきました。ここですぐに実際の血圧の下げ方をご紹介したいものですが、その前に自分の血圧は正常なのか、セルフチェックを行いましょう。
高血圧の心配から、むやみに食事療法や運動療法を行ったりすると、正常な血圧の基準値を脅かすことになってしまうことがあります。確かに高血圧から生じる健康障害は怖いし避けたいものですが、自分の血圧の程度をまず知ってから対策に臨むのが最も賢明な方法と言えます。
まず、血圧の正常値について正しい知識を得ることが重要です。
実は、血圧の正常値はこれといってはっきりとした基準はありません。正常値は時代によって変わります。また、時代ごとによってどんどん厳しくなる傾向にあります。
ただ、どうしても正常値をはっきり知っておきたい場合は、WHO(世界健康機関)が採用しているものを参考にすると良いでしょう。また、日本においては日本高血圧学会が認定しているものを参考にできます。
これらによると、私たちの血圧の正常値は収縮期の血圧が130mmHg、拡張期の血圧が85mmHgとなっています。高血圧においては140/90mmHと認定されています。収縮期、拡張期などといったことは大体の病院で確認することができます。
このため、高血圧について考えるには自分の高血圧が正常値であるか確かめ、そうでない場合にどのくらい下げることが必要なのかを冷静に判断する必要があります。高血圧から生じる体調不良は高血圧でなくとも起こり、混同しやすいのでなおさらです。